TFNとは?オーストラリアでワーホリする前に確認したい税金のこと
オーストラリアで働くことになった場合、必ず行うべき手続きとしてTFN(タックスファイルナンバー)があります。
今回は、ワーホリや学生ビザでオーストラリアに滞在するときに支払う必要のある税金やTFNの手続き方法についてお伝えしたいと思います。
オーストラリアで働くときに支払う税金の種類
ワーホリのビザを使ってオーストラリアで働く場合、所得税を支払う必要があります。
オーストラリアの所得税の制度は、それぞれ居住者か、就労ビザか、一時ビザかなどによって異なります。
ワーホリの場合、基本的に1年間(※1)と期間が決まっているので一時ビザの扱いになります。
一時ビザで就労した場合に支払う必要のある所得税は所得に応じて異なり、次のようになります。
■ワーホリで働いた場合の所得税
| 収入(オーストラリアドル) | 所得税(オーストラリアドル) |
|---|---|
| 0~45,000 | 15パーセント(1ドルにつき15セント) |
| 45,001~135,000 | 6,750ドル+45,000ドルを超えた部分に1ドルごと30セント |
| 135,001~190,000 | 33,750+135,000ドルを超えた部分に1ドルごと37セント |
| 190,000を超える | 54,000+190,000ドルを超えた部分に1ドルごと1ドルごとに45セント |
参考:2024-2025の税率
https://www.ato.gov.au/tax-rates-and-codes/tax-rates-working-holiday-makers
一律15パーセントの枠を超えるのは最低賃金(※2)で考えると1日8時間労働をおよそ233日以上続ける必要があります。
1か月に換算すると1日8時間労働を20日ほどです。
※1…オーストラリアの場合条件を満たせば最長3年間滞在することができる
※2…2024年の7月からの最低賃金は24.10オーストラリアドル
ワーホリの場合基本的に非課税枠はない
日本では所得税は103万円までであれば支払う必要のない非課税枠があります。
また、給料のすべてに税金がかかるわけではなく交通費など会社から支払われるお金でも非課税となる費用があります。
しかし、オーストラリアでは、ワーホリのような一時滞在のビザの場合、基本的に非課税枠などはなく、会社から支払われた給料支給額から税金が差し引かれます。
ワーホリの場合課税対象となるのはオーストラリアで支給された給与のみ
ワーホリの場合、所得税の課税対象となるのは、オーストラリア国内の収入に限られます。
たとえば、日本で株式投資などを行って収入を得ていた場合、その収入は日本の税金が課せられることになります。
なお、居住者の場合、オーストラリアの国内外で得た収入すべてが所得税の対象となります。
TFNとは?
TFNとは、オーストラリア税務局が発行する納税者番号のことを指します。
1人に1つだけ付与される番号なので、一度取得すれば生涯使い続けることができます。
TFNを取得するには、次のような条件があります。
①オーストラリア以外のパスポートを持つ永住者、もしくは一時滞在者であること
②オーストラリアに入国していること
③永住者ビザ、就労可能なビザ、学生ビザを有していること
なお、TFNは必ず取得しなければならないというわけではありません。
しかし、申請なしに働いてしまうと雇用主は最高税率で源泉徴収を行うことになります。
最高税率は約50パーセント近いので、オーストラリアに到着したらまずはTFNの申請を行うことをした方が良いでしょう。
TFNの申請手順
TFNの申請はオンライン上で行うことができます。
申請手順について確認していきましょう。
オーストラリア国税局のホームページにアクセスする
TFNはオーストラリア国税局のホームページで行う必要があります。
ワーホリや学生ビザをお持ちの方は、「Foreign passport holders, permanent migrants and temporary visitooreign passport holders, permanent migrants and temporary visitorsrs」にカテゴライズされるため、「https://www.ato.gov.au/single-page-applications/iar#beforeStart
にアクセスして申請を行いましょう。
個人情報を入力する
TFNの申請画面にたどり着いたら、個人情報を入力します。
聞かれる項目は次の通りです。
①Passport or travel document number *(パスポートの旅券番号)
②Passport or travel document country of origin *(出身国)
③Have you ever visited Australia before? *(過去オーストラリアに訪れたことがあるか)
④Title(職業)
⑤Family name (名字)
⑥First given name(名前)
⑦Other given names(ミドルネームなど)
⑧Are you, or have you been, known by any other names? (別称を使っているかどうか)
⑨Date of birth(誕生日)
⑩Gender (性別)
⑪Do you have a spouse?(配偶者の有無)
上記項目を入力し、「Next」を押すと、情報に誤りがなければ次のページへ進みます。
過去TFNを申請どうか入力
TFNなどオーストラリアで過去申請したかどうかの質問をされることになります。
具体的には次のような質問です。
①TFN、もしくは ABN(事業所番号)を申請したことがあるかどうか
②過去にTFN もしくは ABNを取得したことがあるかどうか
③タックスリターン(確定申告)を過去に申請したことがあるかどうか
④オーストラリア国内でビジネス、または資産を所有しているかどうか
⑤CRN を持っているかどうか
上記質問に答える必要があります。
なお、CRNは永住ビザを持つ人が対象なのでワーホリなどの場合は、「No」で問題ありません。
オーストラリア滞在時の住所を入力
TFNの申請時には、オーストラリア滞在時の住所を入力する必要があります。
住所は、日本のように都道府県から書き始めるのではなく、番地から書き始める点です。
日本に置き換えると、次のような順番で入力することになります。
①番地・町名
②市区町村
③都道府県
また、入力した住所にTFNの書類が届くので不備がないように注意しましょう。
自分の連絡先の入力
TFNの最後の手順は、連絡先を入力することです。
連絡先は基本的に、ご自身の電話番号やメールアドレスを入力することになります。
こちらを入力したら、最終確認のページにうつり、申請内容に不備がないかどうか尋ねられます。
問題ないようでしたら、「submit」を押して申請は完了です。
まとめ
今回はオーストラリアの税金のことやTFNについて確認していきました。
TFNは収入に対して最高税率をかけられないために必要な手続きです。
また、働く職場に原則28日以内に伝える必要があるので、入国したらできるだけ早く申請することをお勧めします。